第2回ドクター座談会 レポート

7月30日、第2回医学会キッチンドクター座談会を開催しました。

今回は、「健康とアンチエイジングを考えた“ワイン”の美味しい飲み方」と題して、ドクターかつソムリエ学校の講師もされている”青木 晃先生”にご登壇いただきました。青木先生は、正にご自分でアンチエイジングを体現されている方で、若々しくキラキラされていてアンチエイジング業界の貴公子のような存在です。私たちのレストランでは、ペアリングワインコースをご監修いただいております。

さて本題ですが、お酒というと・・・カロリー高く、糖質も高めでダイエットやアンチエイジングには大敵な印象をお持ちの方も多いと思いますが、ワインは種類によって低糖質かつ抗酸化力も高く、ダイエット中でも安心、かつアンチエジングにも効果抜群と。ワインは、産地、製法など幅広くなかなか語り尽くせない存在ですが、健康に良いものにはある種特徴があると、そして、どのように選べば良いのか教えていただきました!

まずは、一般的にポリフェノール豊富で身体に良いとされている赤ワインですが、“フレンチパラドックス“という言葉があるほど、やはり赤ワインの健康への効果は立証されていると。医学的・統計的にもフランス人は肉や乳製品を豊富に食べているのに関わらず、例外的に心臓病疾患率が低いのだとか、その理由はもちろん「赤ワインを飲んでいるから」と。ご存知の通り、赤ワインは白ワインと異なり、製造段階でぶどうの果皮や種が含まれた状態で発酵します。種はタンニン、プロシアニジン、カテキン類が豊富、果皮はアントシアニン、フラボノイド、リスベラストロールなどが豊富に含まれています。特に、アントシアニンとリスベラストロールがアンチエジングには注目されていると。

ぶどうの品種によってもワインの色の濃さが変わってきますが、果皮が厚く色の濃いワインの方が、アントシアニンは多く、さらに樽で熟成させると樽に付いているタンニンの成分が出てくるため、アンチエイジングには効果的なワインとなると。ぶどうの育った環境では、日射量の強い環境で育ったぶどうほど紫外線から種を守ろうと果皮を厚くするので、抗酸化力が高まるということです。
赤ワインの成分で特に青木先生が注目されているのが「レスベラトロール」です。臨床試験でもアンチエイジング効果が高いことが立証されていて、長寿遺伝子にも働きかけると!具体的には、紫外線ケア、抗炎症、シミ防止、抗菌作用、抗酸化、弾力改善など若さには必然な効果をふんだんにもたらしてくれると、なんとも疲れたお肌には非常に効果が高そうで、夏の季節にはぴったりですね。
このような観点からアンチエジングにオススメでポリフェノールの含有量の高い赤ワインとしては、カベルネ・ソーヴィニヨン、イタリアのネッビオーロやフランスやオーストラリアのシラーとのことでした。

次に、白ワインですが・・・
ワインというと断然赤ワインの方が健康に良さそうなイメージをお持ちの方が大半かと思いますが、実は白ワインにも健康には非常に効果的な作用があると。ズバリ、腸内フローラを整えるのに最強に効果的な飲み物なんだと。
白ワインは製造の段階で、発酵前にぶどうの種や皮が除かれます、そのためポリフェノールは入っていないのですが、酒石酸やリンゴ酸などの有機酸含有量が赤ワインより多く、腸内phを下げ悪玉菌を減らす効果が高いので腸活にぴったりで大腸癌予防にも効果的なんです。またカリウム含有量が多いためむくみ防止・血圧上昇抑制、カルシウムとマグネシウムといったミネラルバランスが良好なことで骨粗鬆症予防も高いと。赤ワインとはまた違った効果が期待できるのですね~。そしてどのような白ワインを選ぶべきかというと、ポイントはマロラクティック発酵(MLF)されていない白ワインの方が抗菌的作用は強いと、マロラクティック発酵とは、リンゴ酸を乳酸菌が食べることにによって乳酸と炭酸ガスが発生する発酵です。リンゴ酸は、微生物にとって食べられやすい性質の酸であり、これが食べられにくい乳酸に変わることでワインがより安定して熟成することができます。すなわち、オススメのワインはマロラクティック発酵されていない(リンゴ酸が残っていて、乳酸に変化していない)、酸味の強いワインがオススメということです。
この点からオススメな白ワインは、リースリング(アルザス、ドイツ)、ソーヴィニヨン・ブラン(ロワール,NZ)、シャルドネならシャブリがオススメということです。

最後に、アンチエイジングにオススメのワインの選び方をまとめておくと、
基本は、白も赤も、糖質が低い辛口を選ぶ。
赤なら濃い赤で深みがあるポリフェノール豊富なもので、日射量の多い地域で育ったぶどうを使い、しっかり熟成された抗酸化作用の高いもの。

具体的な銘柄はカベルネ・ソーヴィニヨン、ネッビオーロ、タナ。
白ならマロラクティック発酵されていない、すなわち酸が強くて多い、
リースリング、ソーヴィニヨン・ブラン。
是非、健康と美容を考えてワインを選ぶ時の参考にしていただければと思います!

まさに、ソムリエと医学の知識の融合での素晴らしいお話をいただきまして、青木先生には大変感謝です!実は、青木先生は、ワインとソムリエの学校「レコール デュ ヴァン」で講師をされているんです!秋から開講する初級、中級コースをご担当するとのことですので、ワインについてもっと学びたい方は是非青木先生の講座をのぞいてみてくださいね!

レコール デュ ヴァン のページ

また、医学の方では・・この夏から、恵比寿の「raraclinic」にてアンチエジングドックの専門診療をされます。本格的なアンチエイジングを目指す際には、是非青木先生にご相談してみてください!

raraclinic トップページ


〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-25-1 3F
TEL:03-5773-5499

青木先生、貴重なお話をどうもありがとうございました~!!
こんなにワインが健康にも美容にも良いとは知りませんでした、次回ワインを飲む際は、もっちろん教えて頂いたワインを選んでみたいと思います♪

次回の座談会予告

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美しい人には理由がある 最先端の内科的アンチエイジングについて日本のアンチエイジング医学で第一人者でもある銀座上符メディカルクリニックの上符正志先生より、最先端の内科的アンチエイジング治療についてお話しをいただきます。
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