第5回ドクター座談会 レポート

10月22日、第5回医学会キッチンドクター座談会を開催しました。

今回の先生は、帝京平成大学薬学部教授で日本スーパーフード協会理事をされている井手口直子先生でした。

スーパーフードの基本から、私たちの生活の中にどのようにスーパーフードを取り入れルト効果的なのか、そして最新のスーパーフード事情について、ご専門的なお話も含め、わかりやすく教えていただきました。

井手口先生は、薬学部の教授をしながら、ご自分のラジオ番組をお持ちで、医療関係者をお呼びしてインタビューされる番組のパーソナリティーをされていたり、地域包括ケアや在宅医療の取り組みに関して京都大学工学科と研究されてらして外部評価委員をされていたりと、本当に多方面でご活躍されている先生でいらっしゃいます、さらにとてもお美しく、まさに才色兼備な先生でいらっしゃいます!

井手口先生のラジオ番組はこちら↓

http://www.radionikkei.jp/yakuzaishi-go/

さて本題ですが、最近ではすっかり巷でよく聞く「スーパーフード」。会場のお客様もほぼ全員スーパーフードという言葉は聞いたことがあるとのことでした。

それではスーパーフードとはそもそも何なのでしょうか?
あくまでも食品ですが、特定の健康成分が突出して多く含まれる食品のことだと、認可制度はないので、言ってみれば、何か身体に良さそうな成分が多い食品を見つけて、「これはスーパーフードです!」と言うことができてしまうのですね。そういう意味では、どんな成分が含まれているのか自分でしっかり確認する必要があるのだと思いました。このスーパーフード、実は医学会キッチンを監修しているオーソモレキュラー医学会の医師が注目したことが発端とのこと、それが米国で注目され、その後、日本にも入ってきたようです。そもそもオーソモレキュラーのセオリーの一つは食事で病気を予防する、治療するですから!

スーパーフードの特徴として、少量で必要な栄養素が摂取できる、それほど高額ではない、そして色鮮やかなので視覚的な美しい食事になることにより食欲を促進する効果が期待できると。ですので、今後スーパーフードへ期待される分野としては、妊婦さん向け、さらに本格的な高齢化社会に突入し大介護時代になると言われていますが、栄養不足になりがちな病気の方やお年寄りに対して栄養価の高いスーパーフードは活躍するのではとのことです。加えて、機内食や非常食など幅広い分野でスーパーフードの可能性がありそうだと。サプリとの違いとしては、目で見て美味しいようなものを食事に取り入れ、心が満たされるという精神的な充実効果も期待できるそうです。私たちの食事にスーパーフードを上手く取り入れることで、カラフルで効率良く栄養が摂れるメニューへ変身しそうですね。

さて、スーパーフードと薬は根本的に、食品と化学合成品であるので異なりますが、もう少し詳しくその違いをみていきましょう。

薬は、効果効能のデータ(すなわちエビデンス)がはっきりしているため分かりやすく、説明として言っていいこと、悪いことがはっきりしていて、効果もはっきりしていると。

一方、スーパーフードは、天然物であり、高分子(薬は低分子)でできていると。高分子ということは、色々なものが入っていることになるので、尖った効果はないものの、恒常性(ホメオスタシス)を持っているという特徴があると、言ってみれば薬より効果は控えめだけど自然界に実際存在するものなので、人が摂り入れるには自然に吸収されそうですね。多くは植物ですし。どのような環境で育ったかにより品質のばらつきがあるため、産地や生産方法(無農薬かどうかなど)の確認が大切とのこと。また、治療的のアプローチで使うこともできるものの、薬効は謳えないとのこと、あくまでも薬でなく、食品ですからね。

また、病気で薬を飲んでいる方や妊婦さんなど摂ってはいけない(摂らない方が良い)人もいますが、食品なので注意書きがないので気になる方はきちんと医師に確認をした方が良いとのこと。あくまでも食品なので沢山摂らなければ問題にはならないケースが多いようですが。

スーパーフードにもトレンドがあるそうでして、今年の流行はレッド系だったそうです。特に女性に嬉しい、ビタミンC豊富なアセロラやカムカムがレッド系代表ですね。来年流行りそうなスーパーフードは、「酢」と「マッシュルーム」。酢といっても幅広く、りんご酢、米酢、ビネガーなどからポン酢まで幅広く注目されるのではと
のことです。

マッシュルームでは、有名なところですとガン予防として期待されているベーガーグルカン豊富な霊芝や、ヤマブシ茸、舞茸、そして井手口先生が特に注目されているのが花びらだけです。

次に、いくつか井手口先生が注目されているスーパーフードについて具体的にお話していただきました!

まずはスピルリナ。緑色の藻で、アルカリ湖で育っているそうです。藻ですので食物連鎖の基盤で、完全タンパクで必須アミノ酸が8種類入っていて、さらにミネラル、クロロフィル、フィコシアニンなど総合的なスーパーフードと言えるそうです、高タンパクなので筋肉量が落ちがちなお年寄りなどにもオススメだとか。

アセロラも一時期はドリンクなどで人気がありましたが、万能栄養のビタミンCが豊富とのことで、特に女性に人気が根強いそうです。メラニンの産出を抑制するので美肌にもぴったりですね。ちなみに、早摘みのアセロラの方がビタミンC豊富とのことです。

最後に花びらだけですが、こちらも女性に嬉しいスーパーフードだとか。女性ホルモンを活性化させる効果が期待できるそうです。特にインタートレードさんが栽培されている花びらだけは、栽培方法など工夫することによって、サイレントエストロゲンの効果が期待できるそうです。サイレントエストロゲンとは、最大の欠点である細胞増殖の活性がなく、エストロゲン作用のみ有するものをいい、新しいカテゴリーの物質といえると、本来のエストロゲンの代用として使う場合、癌化しにくいという利点があるようで、更年期障害が気になり始める中高年の女性や、女性らしさを維持したい女性にはもってこいのスーパーフードですね。

スーパーフードは、本当に様々な種類がありますので、自分に不足しがちな栄養素を含む自分のスーパーフードを積極的に摂っていきたいものですね。そうすれば、井手口先生のように美しくいられるのではないかと思いながら楽しくお話を聞かせていただきました!井手口先生、どうもありがとうございました!

医学会キッチン